しゃきばる(読み)シャキバル

デジタル大辞泉 「しゃきばる」の意味・読み・例文・類語

しゃき‐ば・る

[動ラ四]
かたくなる。硬直する。こわばる。
「かう―・った枝骨は、おろさざ桶へ這入るまい」〈浄・彦山権現
ひきつけを起こす。
「虫が知らして―・ったものであろ」〈浄・千本桜

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しゃきばる」の意味・読み・例文・類語

しゃき‐ば・る

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. こわばる。硬直する。固くつっぱる。また、堅苦しい態度をとる。しゃちこばる。
    1. [初出の実例]「きるものをあらうてのりのこわうてしゃきはるを」(出典:玉塵抄(1563)三五)
  3. 痙攣(けいれん)を起こす。ひきつける。
    1. [初出の実例]「此子の上を踏こへたれば、俄に足がすくばって、ヱヱ聞へた。ちいさふても女子なれば、虫がしらしてしゃきばった物であろ」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む