ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャリーフ・アッラジー」の意味・わかりやすい解説
シャリーフ・アッラジー
al-Sharīf al-Razī
[没]1015
預言者の血統をひき,文学者にして伝承学者。本名はアブル・ハサン・ムハンマド・イブヌル・フサイン・アルムーサウィー Abū al-Ḥasan Muḥammad ibn al-Ḥusayn al-Mūsawī。第4代カリフ,アリーの語録『雄弁の道』 Nahj al-balāghahを編纂した。イスラム教シーア派では,アリーを初代イマームとみなしているので,この語録はコーランに次ぐ神聖な書物として,信徒の尊崇を集めている。
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