旺文社世界史事典 三訂版 「ウラディミル」の解説
ウラディミル(1世)
Vladimir Ⅰ
ロシアのキエフ公国の大公(在位980〜1015)。聖公(Sviatoi)とも呼ばれる
兄から大公位を奪い,東スラヴ諸族を征服して支配下におき,その勢力はフィンランド湾から黒海沿岸に及んだ。ビザンツ皇帝バシレイオス2世の妹アンナと結婚,ギリシア正教を国教とし(989),ビザンツ文化を導入してロシア文化発展の道をひらいた。
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