ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャルル・ド・バロア」の意味・わかりやすい解説
シャルル・ド・バロア
Charles de Valois
[没]1325.12.16. ルペレー
フランス王フィリップ3世の3男。バロア伯 (在位 1285~1325) 。のちアンジュー伯領およびメーヌ伯領 (1290) ,さらにアランソン伯領 (91) ,シャルトル伯領 (94) を併合。国内では兄フィリップ4世を助けてギュイエンヌやフランドルに転戦。国外ではイタリアに出陣してシチリア回復を志したが,目的を達せず,コンスタンチノープルのラテン帝国の帝位継承の望みを捨て,神聖ローマ皇帝に選出されることを望んだが成就しなかった。長男はフィリップ6世としてバロア朝初代の国王となった。
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