百科事典マイペディア 「シュコツィアン洞窟」の意味・わかりやすい解説 シュコツィアン洞窟【シュコツィアンどうくつ】 スロベニア南西部にある,石灰岩地帯にできた鍾乳洞。同国内にある約6000の鍾乳洞の中でも最大規模。長さは全部で約5kmにおよび,深さが約200mに達する洞窟もある。地下の谷間をレカ川が流れ,峡谷には鍾乳石による自然の橋がかかっている。洞窟内には巨大な石灰柱がそびえ立ち,湖や滝,石灰段丘もあって奇観。絶滅のおそれがあるコウモリ5種や目が退化したイモリなども生息する。1988年,世界自然遺産に登録。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by