大学事典 「シュパイヤー行政大学院」の解説
シュパイヤー行政大学院[ドイツ]
シュパイヤーぎょうせいだいがくいん
ドイツ南西部,ラインラント・プファルツ州シュパイヤーにある行政分野の大学院大学。第2次世界大戦後,同州はフランス占領地区であったが,1947年に国立行政学院(ENA)をモデルとして設置された。フランスの占領が終わり,1950年4月,ラインラント・プファルツ州法による設置形態となる。その後,連邦政府,バイエルン州をはじめとして各州と行政協定を結び(ドイツ統一後は新加入5州も),連邦と各州により共同で助成されている。1961年に公行政学研究所を設置。同年大学教授資格授与権,1970年に博士学位授与権を得る。司法修習生の研修,連邦や州の幹部公務員の研修,行政学等の修士課程,博士課程を提供するなどしている。2012年にHochschule(大学)からUniversität(総合大学)に変わり,現在の名称となった。学生数は385人(2016/17年冬学期)。
著者: 長島啓記
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報