シュマバ(英語表記)Šumava

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュマバ」の意味・わかりやすい解説

シュマバ
Šumava

チェコとドイツ国境のほぼ中央,ドマジュリツェ峠から,チェコとオーストリア国境のほぼ西端ビシーブロート峠まで,北西-南東に連なる山脈最高峰はグローサーアルバー山 (1457m) 。全長約 140km。ドマジュリツェ峠の北西,国境上に連なるチェスキーレス (ドイツ名オーバーフェルツァーワルト) ,およびドイツ領内をシュマバとほぼ平行に走るバイエリッシャーワルトとともに,ベーマーワルト (ボヘミア森) と呼ばれる山地帯 (全長約 250km) を形成する。チェスキーレスがおおむね標高 900m以下の高原状であるのに対し,シュマバは平均標高も 1100m近く,なだらかな山脈をなし,全体として深い森におおわれる。周辺の主要産業は製材とガラス工業。各所に保養施設も設けられている。

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