シュルツェマダニ(読み)しゅるつぇまだに

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュルツェマダニ」の意味・わかりやすい解説

シュルツェマダニ
しゅるつぇまだに
[学] Ixodes persulcatus

節足動物門クモ形綱ダニ目マダニ科マダニ属の吸血性のダニ。体前端に触肢と口器が突出し、背甲板と脚(あし)は赤褐色。未吸血の雌は体長3ミリメートルほどで、吸血満腹すると10ミリメートルにもなる。雄は3ミリメートル以下で赤褐色の背甲板で覆われ、吸血しない。日本では北海道や本州山岳地帯に、外国では朝鮮半島、千島列島樺太(からふと)(サハリン)、旧ソ連地域、東ヨーロッパに分布し、幼若期はノネズミキジ、成虫雌はウマ、ウシシカイヌタヌキ、ウサギ、イタチヒグマに寄生する。夏に登山するヒトも胴部や陰部を刺されることがあり、無理に引っ張ると口器が皮内に残る。ソ連の時代以来、ロシア春夏脳炎を媒介する種類として重要視されている。近縁種タネガタマダニがある。

山口 昇]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む