普及版 字通 「ショ・うれえる」の読み・字形・画数・意味
18画
[字訓] うれえる
[字形] 形声
声符は鼠(そ)。〔爾雅、釈詁〕に「なり」とあり、鬱病(うつびよう)のような状態をいう。〔山海経、中山経〕「の山にり。~名づけて植楮と曰ふ。以てを已(い)やすべし。之れをらへば(厭夢)せず」とみえる。瘻は、瘰癧(るいれき)のように穴のできる悪質の癰(よう)、わが国ではペストにこの字をあてて用いる。字はまた鼠に作り、〔詩、小雅、雨無正〕に「鼠思泣血 言として疾(うれ)へざる無し」の句がある。
[訓義]
1. うれえる、心ふさぐ、気やみ、鬱病。
2. 悪質のできもの、穴のあくできもの。
3. ペスト。
4. 字はまた鼠に作る。
[熟語]
疫▶・憂▶
[下接語]
憂・療
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報