ショテーリウス(その他表記)Justus Georg Schottelius

改訂新版 世界大百科事典 「ショテーリウス」の意味・わかりやすい解説

ショテーリウス
Justus Georg Schottelius
生没年:1612-76

ドイツ・バロック時代の最大の文法家,詩人,文学理論家。当時の文化的後進性,三十年戦争による過度の外国語氾濫を排し,母国語の浄化育成,ドイツ精神の固持,民族意識高揚を唱えた。その目的のために設立された国語協会〈実りを結ぶ会〉(1617設立)の最も重要な会員であり,《ドイツ語に関する詳細な労作》(1663)を著して,ドイツ語の法則性の把握と歴史的考察概観を試みた。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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