シリア内戦と化学兵器疑惑

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シリア内戦と化学兵器疑惑

中東民主化運動「アラブの春」がシリアに波及し2011年3月から反政府デモが本格化。反体制派がアサド政権への武装闘争を始め、12年半ばまでに内戦に陥った。混乱の中で過激派組織「イスラム国」(IS)が台頭。アサド政権を支えるロシアは15年9月に軍事介入に踏み切った。死者は40万人以上とされる。この間、首都ダマスカス近郊で13年、政権軍による化学兵器使用が疑われ、米軍が軍事介入を検討。ロシアの提案で同政権は化学兵器全廃を約束し、化学兵器禁止機関(OPCW)が昨年1月に廃棄を完了した。だが今月4日に北西部イドリブ県でサリンとみられる化学兵器が使われ、欧米は政権軍の攻撃と非難、米軍は現地時間7日に巡航ミサイルでシリア軍施設を攻撃した。(共同)

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