シリカヒゲムシ(その他表記)Distephanus speculum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シリカヒゲムシ」の意味・わかりやすい解説

シリカヒゲムシ
Distephanus speculum

原生生物界クロミスタ門ケイ質鞭毛虫目シリカヒゲムシ科。直径 0.02~0.025mm,高さ 0.007~0.01mmのケイ酸質の冠状骨格をもち,6~13本の放射棘が下方の骨格から出ている。原形質は放射棘に沿って伸びて仮足をつくり,鞭毛が放射棘の 1本から出ている。細胞中心には核と多数黄褐色の小さな色素体がある。全海洋に広く分布している代表的なプランクトンで,一年中出現する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android