日本大百科全書(ニッポニカ) 「シングブーム銅山」の意味・わかりやすい解説 シングブーム銅山しんぐぶーむどうざんSinghbhum インド東部、ビハール州ガッシラ地区にある銅山。ベンガル州との境界に近く、コルカタ(カルカッタ)の西方約200キロメートルにある。ヒンドスタン銅会社に属し、斜坑および立坑で開発された坑内掘りで、機械化カット・アンド・フィル法および柱房法で採鉱。粗鉱生産能力日産3500トン、浮選能力日産3400トン、製錬は自溶炉と電解精錬で、設備の近代化が図られている。製錬所の副産物としてセレン、ニッケル、金、銀などのほか硫酸を生産している。[房村信雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例