岩石学辞典 「シンテクティック反応」の解説 シンテクティック反応 普通の冷却速度で冷却して,溶解度線ギャップの中に二つの液相がシンテクティック温度で反応して固相を形成する場合に,その後の冷却で固相の層が二つの液相を互いに隔離してしまう反応.極めてまれな反応である.最終的な顕微鏡組織は,同じ固溶体の組成の異なったものからなる有芯組織(coring texture)の混合物となるであろう[ゴードン : 1971].反応の形式は,液(1)+液(2)=固体,となる[野田編 : 1977]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報 Sponserd by