シントン

化学辞典 第2版 「シントン」の解説

シントン
シントン
synthon

複雑な分子構造をもつ有機化合物の合成経路を考える方法として,1967年,アメリカのE.J. Corey(コーリー)は,化学者の直感,経験にもとづかない論理的な考え方で,標的分子を順次切断して,より簡単な分子構造の前駆物質を見いだす操作を繰り返して,多段階合成経路を合理的に考案する方法(逆合成解析)を開発した.この切断操作によって生じる断片をシントンとよぶ.シントンには,求核剤としてはたらくドナーシントンと,求電子剤のアクセプターシントンとがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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