普及版 字通 「シン・はしばみ」の読み・字形・画数・意味

11画
[字訓] はしばみ
[説文解字]

[字形] 会意
辛(しん)+木。辛は針。神事に山の木を用いるとき、針や矢を放って木をえらぶことがあり、その俗を示す字であろう。〔説文〕六上に「
實なり。小栗の如し」(段注本)とあり、榛の義を以て解する。
は新・親の字の従うところであるから、その字義との関連を考えるべきで、新はそのえらんだ木を切る意。それを以て新しい神位を作る。その神位を親といい、神位を拝する形である。[訓義]
1. あらたに切り出す木。
2. はしばみ、榛。
3. 木が多くそろう。
[声系]
〔説文〕に
声として新・親の二字、また新(しん)声の字として
(薪)、親(しん)声の字として
・
など三字を収める。みな神事に関する字で、
は初柴、親は新しい親位を拝する形、
は棺、
は
に至って親しく神位を拝することをいう。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

