普及版 字通 の解説
9画
[字訓] ひげ・そる
[説文解字]
[字形] 会意
而(じ)+彡(さん)。〔説文〕九下に耐の正字とし、「罪あるも(こん)に至らざるものなり。彡而に從ひ、而の亦聲」(段注本)とする。また耐を録して、「或いは寸に從ふ。法度の字、寸に從ふ」という。而は髪を切った巫祝の正面形。需・・儒などはその形に従う。彡は形や色の整うさまを示す。に至らぬほどに、髪を短く整える意であろう。〔説文〕に・耐を一字とするも、分別して考えた方がよい。〔玉〕にを頰須(ほおひげ)、また獣の多毛の意とする。
[訓義]
1. ひげ、ほおひげ、ひげが多い。
2. 獣の毛。
3. ひげそる、ほおひげをそる、刑罰としてひげをおとす。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ツラノケ・カタチ
[熟語]
▶・毛▶
[下接語]
完・・
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報