ジテルペンアルカロイド

化学辞典 第2版 「ジテルペンアルカロイド」の解説

ジテルペンアルカロイド
ジテルペンアルカロイド
diterpene alkaloid

ジテルペンの誘導体と見なされるアルカロイド総称.キンポウゲ科トリカブト属Aconitum,オダマキ属Delphinium,ミズキ目Garraya veatchiiなどより得られる(-)-カウレンを前駆物質とするアルカロイドの一群を,広義アコニットアルカロイドとよび,これがジテルペンアルカロイドの主たるものである.それはまた,C19-アルカミンを母核とする猛毒性のエステルアコニチン型と,C20-アルカミンよりなる低毒性のアチシン型に分けられる.それ以外に,ユズリハよりそれらとはまったく異なる型のジテルペンアルカロイド(ダフィニフィリンなど)が発見されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android