化学辞典 第2版 「ジプトール」の解説
ジプトール
ジプトール
gyptol
(d)-10-acetoxy-1-hydroxy-cis-7-dexadecene.C18H34O3(298.46).マイマイガPorthetria disparの雌の分泌する性誘引物質.1960年,M. Jacobsonらによりマイマイガの処女蛾(が)から単離されたアルコール成分である.合成もなされている.ジプトールは 10-7γ(μg)の微量で雄を発情させることができ,性フェロモンの一種とみなされる.[CAS 16579-98-9]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報