ジャンボ(その他表記)jumbo

翻訳|jumbo

デジタル大辞泉 「ジャンボ」の意味・読み・例文・類語

ジャンボ(jumbo)

[名・形動]
巨大なこと。巨大なさま。また、そういうもの。「ジャンボ景品」「ジャンボサイズ」
ジャンボジェット」の略。
鑿岩さくがん機を載せた台車。特に、台車に取り付けた腕木の上に鑿岩機を載せた坑道掘進装置。ドリルジャンボ。
[補説]かつて英米見世物になった巨象の名にちなむ。もとスワヒリ語で「こんにちは」の意。
[類語]大きい大きな大いなるでかいでっかいどでかい馬鹿でかい大振り大形大柄大口大作り大粒粗大肥大嵩張かさばビッグ巨大マクロ過大ジャイアントマキシマムマンモスキングサイズ豪壮雄大壮大大規模壮麗広壮極大最大特大強大超弩級ちょうどきゅう大掛かり大仕掛け大大的でかでか

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精選版 日本国語大辞典 「ジャンボ」の意味・読み・例文・類語

ジャンボ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] jumbo )
  2. ( 形動 ) 巨大であるさま。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「まさしく香水びんのジャンボ・サイズだが」(出典:男のポケット(1976)〈丸谷才一〉発明苦心談)
  3. 台車に削岩機をとりつけた坑道掘進装置。トンネルを掘り進むのに用いたりする。ドリルジャンボ。ユンボ
  4. 自動プリンターを使って、引伸ばしや焼付けを行なう写真。ジャンボプリント。
  5. ボーイング社製七四七型ジェット旅客機の愛称ジャンボ機。ジャンボジェット。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャンボ」の意味・わかりやすい解説

ジャンボ
jumbo; drill jumbo; drill carriage

穿孔作業を容易かつ能率的に進めるため,1台ないし数台の削岩機を台車上のブームに取付け,移動可能にした穿孔装置。おもに坑道やトンネルの掘進に用いられる。穿孔の付帯作業の時間を減らし正味の穿孔時間を長くすることができるので掘進のスピードアップができる。台車にブームを載せた普通のものから,全油圧操作のハイドロジブジャンボ hydro jib jumbo,竪坑掘削用に開発されたアンブレラジャンボ umbrella jumboまで多くの種類がある。

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世界大百科事典(旧版)内のジャンボの言及

【削岩機(鑿岩機)】より

…30年にはドイツのフロットマン社が,削岩機本体を支持するための圧気ピストン(エアレッグ)を有する小型削岩機(レッグハンマー)を製作した。第2次世界大戦後になると,大型削岩機を何台も搭載して自走するジャンボjumboやクローラードリルが急速に普及した。また,刃先に超硬合金を用いた削岩ビットが使用されるようになった。…

【輸送機】より

…航空輸送需要の増大と技術の進歩でしだいに大型高速の輸送機が作られ,52年にはジェット輸送機が就航した。70年からは客室に通路が2本ある広胴型機(ワイドボディ機)がジャンボやエアバスと呼ばれて登場し,500席以上,貨物なら100tは積める大型機も飛んでいる。一方,輸送機は路線の交通量に合った大きさがよいので,コミューター輸送機と呼ばれる小型のものも多く使用されている。…

※「ジャンボ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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