現代外国人名録2016 「ジャン・マリーメシエ」の解説
ジャン・マリー メシエ
Jean-Marie Raymond Pierre Messier
- 職業・肩書
- 実業家 元ビベンディ・ユニバーサル会長・CEO
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1956年12月13日
- 出生地
- グルノーブル
- 学歴
- エコール・ポリテクニク(国立理工科学校),国立行政学院(ENA)卒
- 経歴
- 祖父は知事専用車の運転手、父は経理士。1982年フランス大蔵省に入り、’86年バラデュール財務相の下で最初の国有企業民営化政策責任者を務める。’88年投資銀行ラザール・フレールに入り、’89年史上最年少のゼネラル・パートナーに。’94年ジェネラル・デゾー(CGE)に引き抜かれ、’96年会長に就任。’98年社名をビベンディに変更。水道事業など公益事業を柱としていた同社をメディア・通信会社に転換させ、フランス最大の民間企業となる。また企業買収を推進し、2000年同社傘下の有料テレビ会社・カナルプリュス、ユニバーサル映画などを所有するカナダのシーグラムと合併、ビベンディ・ユニバーサル会長兼CEO(最高経営責任者)に就任。同社は世界第2位のメディア企業となる。しかし買収による負債がかさみ、2002年7月業績不振と株価低迷の責任を取り辞任。やがて、放漫経営で会社を破綻の危機にさらしたとして訴えられ、2011年禁固3年の執行猶予判決を受けた。2002年よりメシエ・パートナーズ(ニューヨーク)CEO。一方、オペラファンで、エクス・アン・プロバンスのオペラ祭を復活させたことでも知られる。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報