20世紀西洋人名事典 「ジャンリュルサ」の解説
ジャン リュルサ
Jean Lurçat
1892.7.1 - 1966.1.6
フランスの画家,タピスリー作家。
ボージュ県ブリュイエール生まれ。
医学を志すが、しだいに絵画にひかれ、ナンシーのビクトール・プルーベのアトリエやパリのベルナール・ノダンのアトリエで絵を学び、マチスやピカソの影響を受けた色彩と形体の抽象化とスペインや小アジアへの旅で得た異国的な幻想風景をシュルレアリスムやキュビスムの影響による独自の画風に展開する。又、タピスリーにも興味を持ち、1937年オービュッソンのデザイナーとして装飾的で幻想的な作品を制作し、現代に中世のタピスリーの魅力を復活させる。代表作に「黙示録のタピスリー」(プラトー・ダッシー聖堂)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報