黙示録(読み)モクシロク

デジタル大辞泉 「黙示録」の意味・読み・例文・類語

もくしろく【黙示録】

新約聖書の最後の一書。95年ごろローマの迫害下にある小アジアの諸教会のキリスト教徒激励警告を与えるために書かれた文書。この世の終末最後の審判キリスト再臨神の国到来、信仰者の勝利など、預言的内容が象徴的表現で描かれている。ヨハネ黙示録アポカリプス
転じて、破滅的な状況や世界の終末などを示したもののこと。

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精選版 日本国語大辞典 「黙示録」の意味・読み・例文・類語

もくしろく【黙示録】

  1. ヨハネもくしろく(ヨハネ黙示録)
    1. [初出の実例]「夢は心の反映だから黙示録みた様に解釈の仕方で大変面白くなるワ」(出典:くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉一)

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世界大百科事典(旧版)内の黙示録の言及

【ヨハネの黙示録】より

…この事情は大筋において今日も変わっていない。黙示文学【佐竹 明】
[美術]
 世の終末を暗示した《ヨハネの黙示録》の権威とその典礼における役割は,633年トレドの第4回教会会議で確認された。それ以来西欧中世,とりわけイスラムによって支配されたスペインで《ヨハネの黙示録》が好まれ表現された。…

※「黙示録」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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