ジュルゴルド石(読み)ジュルゴルドせき

最新 地学事典 「ジュルゴルド石」の解説

ジュルゴルドせき
ジュルゴルド石

julgoldite

パンペリー石族鉱物の一系列で,julgoldite-(Fe2+),julgoldite-(Fe3+),julgoldite-(Mg)の3種類が知られている。以下は主にjulgoldite-(Fe2+)の諸性質である。化学組成。単斜晶系,空間群C2/m,格子定数a1.9433nm,b0.6081,c0.8922,β97.60°,単位格子中4分子含む。板柱状ないし刃状結晶の集合,{001}での双晶が普通。緑黒~ほぼ黒色,ほとんど不透明,ガラス~亜金属光沢。劈開{100}に良好。硬度4.5,比重3.6。薄片では淡緑褐~青緑~濃緑色,多色性顕著,屈折率α1.776,β1.814,γ1.836,2V(-)50°~70°。スウェーデンLångbanの赤鉄鉱-磁鉄鉱鉱石の割れ目に,魚眼石・重晶石などと産するほか,ノルウェー,スコットランド,米国カリフォルニア州・ミシガン州など各地に産出。日本では島根県松江市美保関町の枕状溶岩のすきまに鉄に富むぶどう石・バビントン石・鉄パンペリー石を伴って少量みられる。名称は米国の地球化学者Julian R.Goldsmithにちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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