20世紀西洋人名事典 「ジョルジュクロード」の解説
ジョルジュ クロード
Georges Claude
1870.9.24 - 1960.5.23
フランスの工業化学者。
科学アカデミー会員。
パリ生まれ。
パリの市立学校で物理と化学を学んだ後、1889年電気技術者となる。1896年からフランセーズ・ハウストン・トムソン社にて研究し、1897年アセチレンをアセトンに溶かし安全に貯蓄できる方法を発明する。1902年爆発による空気液化法を考案、’10年には不活性気体中での放電による発光を発見しネオン管を作る。空気中の希ガスの工業的分離法を完成したほか、’17年クロード法と呼ばれる新しいアンモニアの合成法を発見。’24年科学アカデミー会員となるが、’45年ナチスに協力した罪で終身刑を受ける。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報