ジョルスン物語

デジタル大辞泉プラス 「ジョルスン物語」の解説

ジョルスン物語

1946年製作のアメリカ映画。原題《The Jolson Story》。監督:アルフレッド・E・グリーン、ジョゼフ・H・ルイス、出演:ラリー・パークス、イブリン・キース、ウィリアム・デマレストほか。第19回米国アカデミー賞録音賞、ミュージカル映画音楽賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のジョルスン物語の言及

【ミュージカル映画】より

…なかでもMGMは多くの有能な人材をかかえ,《ブロードウェイ・メロディー》シリーズ(1936,38,40)のような特徴あるスタイルの作品をつくり,そのシリーズの中の1本《踊る不夜城》(原題は《The Broadway Melody of 1938》)に15歳で出演したジュディ・ガーランドは,続く最初の主演作品《オズの魔法使》(1939)で,アカデミー特別賞を受賞し,その後15年間,ハリウッド最大のミュージカル・スターとして君臨することになった。 レビュー王といわれた大プロデューサー,フローレンツ・ジーグフェルドの半生を多彩なスターによるショー・ナンバーとともに描いた《巨星ジーグフェルド》(1936)からはじまって,とくに40年代には,ジェームス・キャグニーがブロードウェーの大立者ジョージ・M.コーハンを演じた《ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー》(1942),ラリー・パークスがアル・ジョルスンを演じた《ジョルスン物語》(1947),ケーリー・グラントがコール・ポーターを演じた《夜も昼も》(1946)など〈ショービジネス〉の世界の芸人を主人公にした伝記的なミュージカル映画がつくられ,その流れは50年代にもドリス・デイが演じたルース・エッティングの伝記映画《情欲の悪魔》(1955)や,ジェームズ・スチュアートが演じたグレン・ミラーの伝記映画《グレン・ミラー物語》(1956)等々に受け継がれた。また戦時には,ミュージカル映画は逃避主義を代表する一つの〈必需品〉となって,ジンジャー・ロジャーズ,リタ・ヘイワース,ベティ・ハットン,ベティ・グレーブル,グロリア・ジーンなどが踊りと歌で暗い庶民生活に夢をあたえ,孤独な兵士たちのホームシックを慰め,そこから,〈踊る脚線美〉でGIを熱狂させたベティ・グレーブルを筆頭に〈ピンナップ・ガール〉と呼ばれる新しいスターも誕生した。…

※「ジョルスン物語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android