20世紀西洋人名事典 「ジョージケナン」の解説
ジョージ ケナン
George Kennan
1854 - 1924
米国のジャーナリスト。
オハイオ州生まれ。
ヨーロッパ、アメリカ間の電信線の架設計画進行中の1865年、露米電信会社の募集に応じ、現地調査に参加。その体験をもとに極東地方の原住民の生活を克明に描いた「シベリアのテント生活」を刊行する。その後、再びロシアを訪れ、政府の非人間的政策を非難する知識人、多くの流刑人の協力で「シベリア流刑制度」を発表し、同行した画家G.A.フロストの挿絵とともに、世界に大きな衝撃を与えた。日露戦争開始直後の1904年AP通信社特派員として来日。また、G.F.ケナンは彼の甥である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報