20世紀西洋人名事典 「ジョージセンプルン」の解説
ジョージ センプルン
Jorge Semprun
1923 -
スペインの作家。
マドリード生まれ。
別名フェデリコ・サンチェス。
父は外交官で少年時代からハーグ、パリで教育を受け、ソルボンヌ大学哲学科在学中に共産党入党。その後対独レジスタンス運動に参加’43年ゲシュタポに逮捕、強制収容所に送られるが脱走。スペイン共産党秘密工作員を経、党のリーダーとなるが’64年除名、後にフランスでフランス語で書く作家となる。フェミナ賞受賞の「ラモン・メルカデルの第二の死」(’69年)、「何と美しい朝」(’80年)、フォルメントール賞受賞の「大いなる旅」(’63年)等の作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報