最新 地学事典 「ジルコン結晶形態」の解説
ジルコンけっしょうけいたい
ジルコン結晶形態
Zircon crystal morphology
正方晶系に属するジルコンの形態多様性,またそれを用いた研究手法。花崗岩類に晶出するジルコンの自形結晶は,柱面{100}と{110},錐面{211}と{101}の組み合わせで構成されることが多いが,柱面が存在しないものや,逆に長く伸びたものなどもある。林(1990)は,ジルコン結晶の対称性に着目して,ジルコン結晶形態を0~1の数値からなる4つの指数(柱面指数・錐面指数・伸長指数・偏平指数)で表現する方法を開発し,火成岩の分類や生成環境の解析,凝灰岩の対比に利用できることを示した。参考文献:林正雄(1990) 地質雑,96巻:117
執筆者:能美 洋介

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

