スイス信条(読み)スイスしんじょう(その他表記)Confessiones Helveticae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スイス信条」の意味・わかりやすい解説

スイス信条
スイスしんじょう
Confessiones Helveticae

スイス改革教会が公に採択した2つの信仰告白。第1スイス信条は,第2バーゼル信条とも呼ばれ,H.ブリンガーその他のスイス代表が,シュトラスブルクの M.ブーツァーの協力で 1536年1月バーゼルで作成,3月 26日署名承認されて,国家的権威のある最初の改革信条となった。聖書はそれ自身によって解釈されること,信仰の福音的理解を強調するなど,当初ラテン語で 28ヵ条,のちドイツ語で 27ヵ条となった。第2スイス信条は,62年ブリンガーが 30ヵ条にまとめた神学命題で,若干の修正を施して彼の遺言に付加されたものであった。これは,66年3月1日スイス諸州の公認信条として公表され,プファルツ (ライン一帯) ,スコットランドハンガリー,フランス,ポーランドオランダ,イギリスなどの改革派諸教会の指針となった。

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