普及版 字通 「スイ・はた」の読み・字形・画数・意味
19画
[字訓] はた
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(遂)(すい)。〔説文〕七上に「車の載(た)つるなり。以て允と爲す。允はなり」(段注本)とあり、車上の旗に羽飾を加えたもの。〔周礼、春官、司常〕に「をと爲す」とあって、五彩の全羽を竿頭に著けた。は呪飾、憑代(よりしろ)の意をもつものであった。
[訓義]
1. はた、全羽のはた。
2. 天子の旗。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ハタ
[語系]
・ziutは同声。は死者に著せる経帷子(きょうかたびら)の類で、呪衣。声の字に隧・(墜)diutがあり、隧は墓室に通ずる羨道(えんどう)、は神の降り立つ地に、犠牲を供えて祀る意。みな神事に関する語である。
[下接語]
羽・載・綵
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報