スキップフロア(読み)すきっぷふろあ(その他表記)skip-floor

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スキップフロア」の意味・わかりやすい解説

スキップフロア
すきっぷふろあ
skip-floor

建築用語。スキップは、交互に片足ずつ跳びはねて早く歩くことで、それから転じて、階段を介して半階ずつ床の高さがずれていく建物の立体的構成をいう。建物の断面略図()で、Aの部屋からは半階ずれたBとCの部屋へ楽に行き来でき、またCの部屋からAとDの部屋に対しても同様になり、インテリア空間が広がって、上下の階に連続感や立体的な流動感を感じさせる効果がある。

[茶谷正洋]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

家とインテリアの用語がわかる辞典 「スキップフロア」の解説

スキップフロア【skip floor】

住宅などで、階段を介して半階分高さをずらした床を設ける建築方式。上下の階を見渡せるようになっており、開放的で変化のある室内空間が得られる。

出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報

リフォーム用語集 「スキップフロア」の解説

スキップフロア

床を半階分ずらせた空間の利用方法。敷地傾斜地などの場合やガレージの上部空間を有効活用するために用いられることが多い。

出典 リフォーム ホームプロリフォーム用語集について 情報

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