スクタリオテス(その他表記)Skoutariotēs, Theodōros

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スクタリオテス」の意味・わかりやすい解説

スクタリオテス
Skoutariotēs, Theodōros

13世紀後半頃のビザンチン総主教,歴史家。テオドルス2世 (在位 1254~58) の友人で,キュチコスの総主教をつとめ,ローマ教会の再統一を支持。 1277年にはローマ使節としておもむくが,のちにはそのローマ支持のため総主教の座を退かなければならなかった。 82年主著『年代記』 Synopsis chronikēを完成。天地創造より 1261年までを扱っているが,歴史史料としては 1118年以後が特に価値がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む