ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スコット・ペーパー」の意味・わかりやすい解説 スコット・ペーパーScott Paper Co. アメリカの製紙会社。 1922年スコット・ペーパーとチェスター・ペーパーの合併により設立。ティッシュペーパー,ペーパータオル,ナプキン,トイレットペーパーなどが主要製品であるが,ドレス,白衣,おむつなどの使い捨て製品の開発にも早くから着手していた。 60年代初めに経営の多角化政策に踏切り,プラスチック・フィルム,マイクロ・フィルムの分野にも進出し,さらに視聴覚教材,家具,不動産事業をも手がけた。ほかに印刷用紙,事務用紙,特殊用紙,包装紙向け加工原紙,ウレタンフォームなどを製造する。 91年に再編計画を発表し,ティッシュとコート紙部門を中心部門として事業集中化をはかり,非戦略化部門の売却を決めたが,95年キンバリー=クラーク社に買収された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by