すこびる(読み)スコビル

デジタル大辞泉 「すこびる」の意味・読み・例文・類語

す‐こ・びる

[動バ上一]ひどくませている。こましゃくれる。
「―・びた餓鬼め」〈浄・大織冠

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精選版 日本国語大辞典 「すこびる」の意味・読み・例文・類語

す‐こ・びる

  1. 〘 自動詞 バ上一 〙
    [ 文語形 ]すこ・ぶ 〘 自動詞 バ上二段活用 〙 ( 「す」は接頭語。「ずこびる」とも ) 気どった様子をする。こましゃくれる。えらぶる。利口ぶる。
    1. [初出の実例]「か様のざれごとも、済家洞家の禅宗へ立入、少し禅宗口にづこびて申也」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品三三)
    2. 「エエすこびた餓鬼(がき)め」(出典浄瑠璃大職冠(1711頃)三)

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