知恵蔵 「スタイリング・デザイン」の解説 スタイリング・デザイン 1920年代のアメリカで生まれた購買意欲を刺激する外観デザインの手法。消費を喚起するデザイン・テクニックでもある。20年代のGM(General Motors)とフォードのデザイン競争、30年代〜40年代初期の流線形デザインのブームなどは、これを体現するものであった。モダン・デザイン派からは、表層的なデザインとして黙殺されるが、近年、アメリカン・カルチャーとして若者を中心に、再び注目されている。たばこ「ピース」のパッケージ・デザインや著書『口紅から機関車まで』で有名なレイモンド・ローウィは、代表的なデザイナー。 (武正秀治 多摩美術大学教授 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by