スダレ遺跡(読み)すだれいせき

日本歴史地名大系 「スダレ遺跡」の解説

スダレ遺跡
すだれいせき

[現在地名]穂波町椿

龍王りゆうおう山から東に延びた丘陵上に立地する弥生時代前期から中期の集落と墳墓群。遺構は台地の頂部に東西に分布する。昭和五〇年(一九七五)調査。弥生時代前期に住居・貯蔵穴が造られ、中期初頭から中期中頃にかけて墓地が営まれた。墳墓は土壙墓一七・木棺墓三二、土壙墓か木棺墓か不明なもの六、甕棺一五の計七〇が出た。土壙墓・木棺墓が主体を占め甕棺墓がきわめて少ない。甕棺は小形棺で日常容器を転用したものが多く、埋葬専用の大形甕の使用は中期中頃以後である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 殺傷 右腕

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む