ステュンファロスの森の鳥(読み)ステュンファロスのもりのとり(その他表記)Stymphalos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ステュンファロスの森の鳥
ステュンファロスのもりのとり
Stymphalos

ギリシア神話ヘラクレス伝説に出てくる鳥の大群アルカディアのステュンファロス湖付近の密林に住みつき,周辺の畑の作物を荒していたとも,また矢と同じ威力を発揮する鉄の羽を放って人を傷つけ,その肉を食う,恐ろしい人食い鳥だったともいわれる。 12の難業の一つに,この鳥たちの掃討を命じられたヘラクレスは,青銅鳴子をつくり,これを鳴らして,その大音響によって鳥たちが飛立ったところを得意の矢で射殺したという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む