スハープマン(その他表記)Hermanus Johannes Aloysius Maria Schaepman

改訂新版 世界大百科事典 「スハープマン」の意味・わかりやすい解説

スハープマン
Hermanus Johannes Aloysius Maria Schaepman
生没年:1844-1903

オランダ聖職者政治家,文学者。ローマで神学博士,1870年の帰国後は,神学校教授,カトリック系新聞・雑誌の編集に参加。自由党内閣の制定した世俗的な初等教育法に反対して政治活動を始め,下院議員(1880-1903)となってカトリック党を組織した。自由党,社会党に対抗するため,プロテスタント政党と組み,20世紀初頭から1940年までオランダの政治を担当した左派連立政権の基礎を築いた。義務教育,普通選挙など社会政策推進に尽くし,詩人としても知られる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 栗原

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む