最新 地学事典 「スパイラクル」の解説
スパイラクル
spiracle
溶岩流基底部にみられる内壁が不規則な形で急冷構造をもった空洞。溶岩流が湿地帯ないし十分湿った表土を覆った際,多量の水蒸気が生じ,二次的に溶岩流底部で爆発が起こり空洞をつくる。下位層の破片が空洞内の一部に詰まっている。高さ数十cm~10m。内径1cm以下,高さ数十cm以下のパイプ状のものはpipe vesicle, 単に上方にのびる気泡群のみのものをvesicle cylinder という。Fuller(1931)がコロンビア川玄武岩で初めて記載。参考文献:A.C.Waters(1960) Am.J.Sci.,Vol.258-A
執筆者:宇井 忠英
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

