スペンサー連(読み)スペンサーれん(英語表記)Spenserian stanza

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スペンサー連」の意味・わかりやすい解説

スペンサー連
スペンサーれん
Spenserian stanza

イギリス詩人 E.スペンサーが『神仙女王』で初めて用いた詩形名称。9行で1連,押韻形式は ababbcbcc,最後の1行だけが弱強六歩格で他の行は弱強五歩格。この長い最後の行で1連の意味を締めくくって次の連に進む形式は,長詩に適するものとしてキーツバイロンにも愛用された。

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