すぽり

精選版 日本国語大辞典 「すぽり」の意味・読み・例文・類語

すぽり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 物が容易に調子よく、または一気に、全部、抜けたり、はまったり、かぶさったり、はずれたりなどするさまを表わす語。
俳諧・ゆずり物(1695)「あれて狸のかへる龝風〈初雪朝月やすほりとぬける桶の底〈桃首〉」
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中「火鉢の縁に懸けた肘が外れて灰にすぽり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android