スヤードバーダ(その他表記)syādvāda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スヤードバーダ」の意味・わかりやすい解説

スヤードバーダ
syādvāda

インド哲学用語で,不定主義相対主義の意。特にジャイナ教立場をいう。事物は種々の立場から多方面にわたって考察すべきであり,絶対的あるいは一方的な判断を下してはならないとする主張。もしもなんらかの判断を下そうとするなら,「ある点からみると」 syādという制限をつけねばならない。たとえば,事物は実体または形式という点からみると常住であると言いうるが,状態または内容という点からみると無常であると言いうる。このようにすべてを相対的に言い表わし,相対的に解すべきであるとする観察法。アネーカーンタバーダ Anekāntavādeとも呼ばれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む