常住(読み)ジョウジュウ

デジタル大辞泉の解説

じょう‐じゅう〔ジヤウヂユウ〕【常住】

[名](スル)
仏語。永遠不変なこと。変化しないで常に存在すること。⇔無常
いつもそこに住んでいること。「一〇年来この地に常住している」
ふだん。いつも。日常。副詞的にも用いる。「常住の食事」「常住仕事のことが頭から離れない」

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大辞林 第三版の解説

じょうじゅう【常住】

( 名 ) スル
一定の所に住んでいること。定住。 「山の庵に-する」
〘仏〙 生滅変化せず、永遠に存在すること。 ⇔ 無常
〔「常住物もつ」の略〕 寺院の所有物。
( 副 )
いつも。たえず。つねづね。 「父が-歎いたを子供の頃より聞知つて居りました/にごりえ 一葉

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精選版 日本国語大辞典の解説

じょう‐じゅう ジャウヂュウ【常住】

〘名〙
① (━する) 仏語。生滅変化することなく、過去・現在・未来にわたって、存在すること。じょうじゅ。
※勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章「勝鬘応常住之時」
※徒然草(1331頃)七四「常住ならんことを思ひて、変化の理(ことわり)を知らねばなり」 〔北本涅槃経‐七〕
② (━する) つねに一定の所に住むこと。また、寺僧が一寺に定住して行脚(あんぎゃ)をしないこと。
※霊異記(810‐824)中「諾楽の京の馬庭の山寺に、一の僧常住す」 〔朱熹‐章厳詩〕
③ (副詞的にも用いる) 日常、ごく普通であること。また、習慣化していつもそうであるさま。ふだん。しょっちゅう。年じゅう。じょうじゅ。
※高野本平家(13C前)六「常住(ジャウヂウ)の仏前にいたり、例のごとく脇息によりかかって念仏読経す」
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)九「アレあの通(とほり)に常住(ジャウヂウ)泣て居らるる」
※正法眼蔵(1231‐53)行持「常住に米穀なし」 〔釈氏要覧‐住持・常住〕

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