ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スリーヒンジ構造」の意味・わかりやすい解説 スリーヒンジ構造スリーヒンジこうぞうthree-hinged structure 2つの構造部材を構成する3個の接点が,各部材間の角度を自由に変えることができる形式 (ヒンジ) となっている構造。2つの構造部材はラーメン,アーチまたはトラスのいずれの構造形式でもよい。その特徴は,2つの構造部材の形式にかかわらず,最終的にできあがった構造が静定構造になる点にある。スリーヒンジ構造の外端に生じる反力は,それぞれの点でモーメントがゼロになる条件を利用することによって求められる。鉄骨トラスをスリーヒンジ構造の形式にすると,比較的大きな張間を,中間に柱を設けることなく組立てられるので,学校の体育館や航空機の格納庫などに使われている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by