ラーメン(読み)らーめん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラーメン」の意味・わかりやすい解説

ラーメン
らーめん / 拉麺

中国の麺(めん)は小麦粉に塩、卵、梘水(かんすい)、水を加えてよくこねてつくるが、これを手だけで引っ張り、細く数多くの糸状に引き伸ばしてつくったものを拉麺(ラーミエン)という。拉(ラー)は引っ張るの意で、麺をつくる職人のなかでも、これは特殊技術として珍重されている。拉麺に対して麺杖(ミエンチヤン)(麺棒)で薄く伸ばして畳み、包丁で細く切ったものを切麺(チエミエン)という。これらの麺を用いて、湯麺(タンミエン)、涼麺(リヤンミエン)、炒麺(チャオミエン)など各種の中華そばがつくられる。

 日本では、これらの麺に主としてしょうゆ味のスープを用いたものをラーメンあるいは中華そばと称している。関東大震災(1923)後大いに流行したもので、当時は支那そばとよばれていた。海苔(のり)、鳴門巻(なるとまき)、ホウレンソウなどの具(ぐ)を加えて日本風に仕立ててある。塩味、みそ味などのラーメンもある。なお、インスタントラーメンは、1958年(昭和33)の発売以来またたくまに大衆的な人気を得るに至った。

[野村万千代]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラーメン」の意味・わかりやすい解説

ラーメン
Rahmen; rigid frame

構造が柱や梁など細長い棒状の材で組立てられ,各材の結合点が外力を受けたのちも部材相互の接合角度が変化しないように接合 (剛接合という) されている骨組み。鉄筋コンクリート構造物では柱と梁が剛に接合されているものをさす。近代的ビルディングの構造形式の基本であり,鉄筋コンクリート造鉄骨鉄筋コンクリート造などの高層建築の主体構造となっている。

ラーメン

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