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体育館 たいいくかん gymnasium

翻訳|gymnasium

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

体育館
たいいくかん
gymnasium

屋内の体育・スポーツ施設。古代ギリシアに始り,ドイツの体育指導者 J.グーツムーツらの影響下に体育の意義が再認識されるようになった 19世紀以降,学校やYMCAの施設として盛んに建造されるようになった。

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デジタル大辞泉の解説

たいいく‐かん〔‐クワン〕【体育館】

屋内で運動競技を行うために設けられた建物。

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世界大百科事典 第2版の解説

たいいくかん【体育館】

体育館は本来,屋内で体育をするための施設の呼名である。雨天体操場と呼ばれた時代もあり,また,屋内運動場とも呼ばれている。英語ではジムナジウムgymnasium,ジムgym,スポーツホールsports hallなどと呼んでいる。現在は,体育だけではなく,さまざまなスポーツや,身体活動などに使われる屋内の施設の総称となっている。一方,これまで体育館と呼ばれていた施設も,規模や内容の面で多様になり,特別の名称で呼ばれるようになったものもある。

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大辞林 第三版の解説

たいいくかん【体育館】

屋内で運動競技をするための施設。屋内運動場。

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

体育館
たいいくかん
gymnasium

屋内で体育・スポーツを行う目的で設けられた施設のこと。一般には床(ゆか)のある多目的の屋内体育施設をさす場合が多く、屋内プールや武道場、弓道場などを備えたものは総合体育館、あるいはスポーツセンターなどとよばれる。体育館は、大きくは競技部門、管理部門、観覧部門の三つの要素から構成される。競技部門は、体育室や更衣室、シャワー室など、体育・スポーツの活動の場とその付属室とからなる。管理部門は、施設全体の管理運営やサービスの機能をもち、観覧部門は、いわばスポーツを見て楽しむ場であり、体育館によってその規模はさまざまであるが、ない場合もある。分類上は、学校教育のための体育館、社会一般に広く利用される公共の体育館、民間企業の施設のような特定者を対象としたもの、あるいは営利目的のものなどその性格も多様である。
 歴史的にみると、古代ギリシアのギムナシオンgymnasionやパライストラpalaistraが、その原型と考えられている。前者は、都市の郊外に屋外と屋内の二つの競走路や脱衣室、水浴場などを備えた、規模の大きな公共施設である。そこに人々が集まり、競技を観覧したり、コーチのもとに練習を行ったりしたといわれる。後者は、中庭がレスリングなどの格技の練習場であり、そこを囲んで脱衣室や水浴室、クラブ室、オリーブ油を身体に塗るための部屋などが設けられていた。しかし、施設の技術的な内容が整ってくるのは近代においてである。それは体育が盛んで、気候条件に恵まれないデンマーク、スウェーデンなど北ヨーロッパやドイツを中心として発達してきた。デンマークでは、ナハテガルが国民体育の制度を確立し、体育施設も備わってきた。ドイツでは、F・L・ヤーンが1811年にハーゼンハイデに体操場を設置し、スウェーデンでは、P・H・リングの提唱により14年、王立体育学校が設立された。ボールゲームなどのスポーツがまだ発達していなかったころは、体育館は体操場であり、内部の設備も体操を中心としたもので、面積もあまり広くはなかった。19世紀の終わりにバスケットボールやバレーボールの競技が考案され、アメリカを中心として盛んになるにしたがって、これらの競技に必要なコートを基準とした広さや、天井の高さが備わり、床の改良や照明設備のくふうなども施されてきた。
 日本においては、1872年(明治5)の学制の公布により、小学校の教科に初めて体操(当時は体術)が取り上げられて以来、しだいに学校体育が位置づけられ、それにあわせて体育施設も整備されていったが、多くは講堂兼雨天体操場(屋内体操場)といったものであった。一方、1917年(大正6)に、東京・神田美土代(みとしろ)町に東京YMCAの体育館が完成し、37年(昭和12)には、文部省によって神田一ツ橋に国民体育館が建設されるに及んで、社会体育施設の萌芽(ほうが)期を迎えた。しかし、体育館が充実してくるのは第二次世界大戦後のことで、スポーツの普及や、国民体育大会、さらに東京オリンピックなどの競技会が契機ともなって、量的にも質的にも整備されてきた。加えて、1961年(昭和36)に制定されたスポーツ振興法による、公共体育館への国庫補助政策の貢献も大きいと考えられる。このように発展してきた今日の体育館のあり方に関して、高齢者や身障者の利用に対する考慮や、省エネルギー対策などが、今後も課題としてあげられる。そして施設整備の方法として、課外や休日に一般に開放して効率的利用を図る学校開放の方策が提唱され、実施されてきている。また都市部を中心として、土地の有効的利用から施設を重層化する方法や、学校体育館と社会体育館とを一体とした施設計画などは、土地確保の困難さに対応していくための解決策の一つと考えられる。近年、スポーツをはじめ、教育、芸術などの多目的な文化活動のできる総合的な施設もみられるようになってきた。[中山克彦・谷口純市]

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