スルファメトキサゾール

化学辞典 第2版 「スルファメトキサゾール」の解説

スルファメトキサゾール
スルファメトキサゾール
sulfamethoxazole

4-amino-N-(5-methylisoxazol-3-yl)benzenesulfonamide.C10H11N3O3S(253.28).日本で開発された持続性サルファ剤で,3-アミノ-5-メチルイソオキサゾールとp-アセトアミノベンゼンスルホニルクロリドとを縮合したのち,脱アセチル化すると得られる.白色結晶.融点169~172 ℃.水に不溶,エタノールに難溶.光によって徐々に着色する.持続性の抗菌剤.カリニ肺炎治療薬,大腸菌による膀胱炎治療薬として使用される.LD50 3900 mg/kg(マウス経口).[CAS 723-46-6]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android