スレーター則(その他表記)Slater rule

法則の辞典 「スレーター則」の解説

スレーター則【Slater rule】

スレータータイプオービタル*軌道関数)の動径部分のパラメータ ns を定めるための経験則

(1) 主量子数 n=1,2,3,4,5,6に対して,n=1,2,3,3.7,4.0,4.2とする.

(2) 遮蔽定数 s は同じ n に属するn,pに対しては同一の値をとり,d,fについてはまた別の値をとる.

(3) s への寄与としては,考えている電子の属するグループの電子1個について,1s電子は0.30,そのほかの電子は0.35とする.外側電子殻からの寄与は無視する.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android