法則の辞典 「スレーター則」の解説 スレーター則【Slater rule】 スレータータイプオービタル*(軌道関数)の動径部分のパラメータ n*,s を定めるための経験則. (1) 主量子数 n=1,2,3,4,5,6に対して,n*=1,2,3,3.7,4.0,4.2とする. (2) 遮蔽定数 s は同じ n に属するn,pに対しては同一の値をとり,d,fについてはまた別の値をとる. (3) s への寄与としては,考えている電子の属するグループの電子1個について,1s電子は0.30,そのほかの電子は0.35とする.外側の電子殻からの寄与は無視する. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報