スーパーオキシドディスムターゼ(英語表記)superoxide dismutase

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

スーパーオキシドディスムターゼ
superoxide dismutase

スーパーオキシドアニオンを分解して過酸化水素 H2O2酸素 O2 にする酵素。 1969年に J.M.マックコードと I.フリードビッチによって発見され,肝臓,脳,赤血球などに広く分布することが認められている。スーパーオキシドアニオンが生成系に及ぼす障害は本酵素によって防御されていると思われ,過酸化脂質増加などによるとされる。老化現象要因にはこの酵素の減弱があると考えられている。現在,抗炎症剤として開発が進められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android